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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2014年05月03日


正面の馬を描いた「像」二点

・若山卓日本画展― たたずむ ―
傍らに立つ。ゆっくりと、言葉のない対話を交わす。
馬たちが教えてくれたのは、佇む( たたずむ )という行為でした。
□営業時間:午前10時~午後7時 (土・日・祝は午後7時30分まで)
□お問い合わせ:直通( 0 2 7 ) 3 3 0 - 3 9 5 6
□平成26年4月30日(水) ~ 5月6日(火・振休)
□高崎髙島屋5階アートギャラリー(群馬・高崎)
※最終日は午後2時閉場

http://wakayamataku.gunmablog.net/  


Posted by waka at 23:25Comments(0)美術

2014年04月30日

「うまとむすめ」・・・オシラサマの形象



「うまとむすめ」・・・オシラサマの形象
妻の父方のふるさとは遠野です。一昨年、遠野でオシラサマのことを知りました。
オシラサマの民俗学的研究はひとまず置いて、このオシラサマと呼ばれる神様が馬と娘との一対の姿をしているその形象そのものに着想を得た作品です。
ですから私の描くオシラサマは実際のオシラサマとは遠い姿をしています。たいていオシラサマは木の棒をごく簡単に加工しただけの単純素朴で象徴的な姿であるのに対して、私のオシラサマは具象的に馬と娘を描いたもので、表面的な美しさに寄りかかろうとする己の邪心も現れてしまい、そういう意味でまだまだとても神様にはなりきれない非常に卑近で俗っぽい存在ではあります。
「馬」は人類にとって素晴らしい存在です。馬は「自然」の一部です。「自然」から離れてしまった人々が馬から大きな癒しを受けることがあるのは、馬が「自然」を持っているからです。大きくて手に負えない一方で私たち人類に大きな恵みを与えてくれる「自然」が、馬の体内には力強く流れています。
「娘」は私にとって、「子ども」と「女性」という二つの意味を持っています。
「子ども」は人類にとって素晴らしい存在です。かつ現代は子どもから健全な子ども時代を奪うような事象が満ち溢れています。世界のすべての問題の根源はここにあるということを、最近、私は知りました。これは極めて身近で、極めてありきたりなので、問題という認識すら持たれないのが現実なのですが。例えば、仕事に忙しくて一瞬子どもを無視してしまったことはありませんか。その一瞬から、世界の病気は始まります。
「女性」もまた素晴らしい存在です。女性性とか母性というべきかもしれません。出産に立ち会って、そして子育てを共にして、知りました。かつ現代はそれを大切にできていない時代であることも知りました。
私にはこの三者が、世界が良くなるための希望のカギに思えています。私のオシラサマはそういう神様です。

・若山卓日本画展― たたずむ ―
傍らに立つ。ゆっくりと、言葉のない対話を交わす。
馬たちが教えてくれたのは、佇む( たたずむ )という行為でした。
□営業時間:午前10時~午後7時 (土・日・祝は午後7時30分まで)
□お問い合わせ:直通( 0 2 7 ) 3 3 0 - 3 9 5 6
□平成26年4月30日(水) ~ 5月6日(火・振休)
□高崎髙島屋5階アートギャラリー(群馬・高崎)
※最終日は午後2時閉場


・中村寿生 若山卓 2人展
数寄和(東京・西荻窪)
5/10(土)-5/18(日) 11:00-19:00 無休
中村 古民家再生 米栽培 楮栽培
若山 木こり 木曽駒の飼育
制作環境にまで意識を向け、絵画制作を続ける2人の合同発表展です。
http://sukiwa.net/wordpress/archives/1541  


Posted by waka at 05:50Comments(0)美術

2014年04月30日

「たたずむ」という行為について


たたずむ

「たたずむ」という行為について
馬のたたずむという行為について、私がそのようなことをどのようにどのような状況で話したのか全く記憶にないのですが、たぶん私の吐いた、しかし私には記憶にない言葉を馬と人との関係性とともに味わい尽くし、自分の分野に置き換えて言語化した私の兄の文章。
今回の展覧会タイトルはここから来ています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「言葉のない対話」
 北関東、群馬県と埼玉県の境目を「神流川」という美しい名前の川が流れている。
かんながわ、と読む。由来は、かつての武蔵國二十余郡の北の果てを起点とするため「上」のほうから流れる川とも、鉄を産した神の川とも。その流域にある小さな町で、日本列島在来種の木曽馬と道産子を育てて「地域馬」を再生しようとする「かんな馬の会」というグループがある。そこでこんな話を聞いた。

「馬術には常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駈歩(かけあし)という言葉があるけれど、馬にとっての常態は佇む(たたずむ)ことです。草原に佇み、草を食む。あるいは何もせずにそこにいる。それがまず自然な姿です。
 だから、馬のトレーニングもそこから始まります。馬が佇む。そのそばに我々も佇む。首や腹にブラシをかける。丹念にブラシをかける。ぎゅうっと手のひらを押しつける。そうして、そばにいることから始めるのです」

 それは何もしないでいることとは違う。むしろ、そばにいながら、人と馬の間でたくさんの対話がなされている。自分の側に立ってくれる、ちゃんと見て手をかけてくれる、無理に何かをさせようとしない…、馬がそう感じることのできる数々の言葉が交わされて、お互いの気持ちは通い合う。少しずつ少しずつ信頼関係が築かれていくプロセスであり、価値観をともにしていくプロセスなのである。
 これは育成の第一歩であると同時に、終わることのない基本でもある。

 企業風土改革の最前線にいて、近年とくに思うのは「現場マネジメント」とでも言うべきものの不在である。
 キレイな言葉の正しきビジョンは多くの企業で語られている。顧客を最上位に置き、次に現場社員、その下に現場を支援するマネジャーがいて、一番下に社員すべてを支援する経営を置くという理想形の「逆ピラミッド」も、世の中では一般的だ。
 しかし、それを可能にするのは、現場が顧客に合わせて自らの判断で動くスタイルの組織であり、その条件として、すべての現場に「ちゃんと伝わる言葉で伝え、チームを動かすことのできるリーダー」が必要となる。
 そのようなリーダーの不在が原因で、立派な理念や優れた戦略が実現に至らないケースが増えているように思う。

 しかし、それはなにも大仰な難しいマネジメント術ではない。
 たとえば、私が出会ったあるカフェチェーンの店長は「スタッフを動かす秘訣はなんですか?」と聞かれて、「肩を並べて 一緒に働くことじゃないですかねえ」と答えた。
 あるサービス業の接客訓練担当の女性は、「新人トレーニングの成功は、中堅社員のみなさんが現場へ歩いて出て、現場でスタッフに声をかけるかどうかにかかっている。それを社員の仕事だと思ってほしい」と声を大にして訴えていた。
 あるディーラーでは、エリア統括の部長について現場社員からこんなことを聞いた。「部長は誰よりも現場を見ています。 僕が車を売ったら、すぐさま電話してきて『やったな!』と言ってくれます。隣町の店にいるのに、どこで聞くのか不思議なくらいすぐにです」

 彼らはみんな、現場マネジメントの要諦を知っている人たちだ。すなわち、顧客と接する現場の人間にしか創造しえない仕事がどれほどあるか、仕事を任され本気になった現場がどれほどの力を発揮するか、ということを知っている。
 その確信があるから、じっくりと相談にのる、ともに汗を流す、言葉なく見守る。それらこそ、じつは本当の対話である。 人と人との真剣な対話である。

 マネジメントを語るノウハウはたくさんあるが、思えば、その第一歩にして奥深い基本とは「そばに佇む行為」なのだと思う。


プロセスデザイナー 若山修
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
余談ですが、兄の紡ぎ出す言葉に、私はいつも触発され多くの発想を得ています。
夢は兄弟合作の絵本。

・若山卓日本画展― たたずむ ―
傍らに立つ。ゆっくりと、言葉のない対話を交わす。
馬たちが教えてくれたのは、佇む( たたずむ )という行為でした。
□営業時間:午前10時~午後7時 (土・日・祝は午後7時30分まで)
□お問い合わせ:直通( 0 2 7 ) 3 3 0 - 3 9 5 6
□平成26年4月30日(水) ~ 5月6日(火・振休)
□高崎髙島屋5階アートギャラリー(群馬・高崎)
※最終日は午後2時閉場

・中村寿生 若山卓 2人展
数寄和(東京・西荻窪)
5/10(土)-5/18(日) 11:00-19:00 無休
中村 古民家再生 米栽培 楮栽培
若山 木こり 木曽駒の飼育
制作環境にまで意識を向け、絵画制作を続ける2人の合同発表展です。
http://sukiwa.net/wordpress/archives/1541

  


Posted by waka at 05:42Comments(0)美術