2011年01月17日
兎の絵
兎の絵
馬の会の仲間、金子さんちの「うさちゃん」を描いた。
昨年末この以前から気になっていた美人の兎を描く機会を得た。
この動物の姿態は輪郭がややぼやけている。これは馬にも感じたことだが、彼ら被捕食者たちは生き延びるために必要に迫られてそのような姿になってきたのではないか、というのは、物事を捉えるときいつも視覚偏重になりがちな、私の持論。
彼らはじっと焦点を絞りこんで狙いを定めるような狩人の目に見つめられることを最も恐れている。彼らを描くときの私のそのような眼差しは本当に正確なその動物の印象を捉えることが出来ずに、いつもスッと逃げられてしまう。彼らを見つめるときに使う眼差しはソフトアイでなければならない。視界の端に映った残像を大切にその線の積み重ねによって、ゆっくりと対象を捉えこんでいく感覚である。
彼らは決して私たちを信用しない。私たちには肉食獣の匂い(私たち自身は忘れている)が染み付いているから。
神流馬の会(かんなうまのかい)
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ブログ
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Posted by waka at 22:05│Comments(1)
│美術
この記事へのコメント
やっと見つけたよ!
馬とふれあう日々、いいねー。
神流町まで通っているの?
一度遊びに行きたいです。
馬とふれあう日々、いいねー。
神流町まで通っているの?
一度遊びに行きたいです。
Posted by takeshi at 2011年01月21日 14:15
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